学校法人一隅学園 だいぜんじ幼稚園

園内日誌

卒園によせて

りょうけんの独り言

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勤続19年目のある先生のお話です。


「 だいぜんじ幼稚園に勤めて長いですが、3歳の年少さんが、自分で判断して、自分でトイレに行って、何事もなくお部屋に帰ってくる、これは初めて見ます。」


子ども達の主体性を大切にする保育を本格化させて数年経ちます。


何気ない日常的な風景に、子ども達の主体性の育ちが見え隠れしています。


自分で考える。自分で選択する。自分で判断する。


このような育ちの芽を幼い頃から育んでいくことが大切です。




年長さんが3月13日に卒園していきました。


自分達で話し合って、やると決めたミニ発表会。


卒園式が終わった後の僅かな時間でしたが、ミニ発表会はあの子達の「今を」「あるがままに」表現できたのではないでしょうか。


覚えさせられた詩の朗読も立派に見えていいでしょうが、あの子達の「自然な、純粋な姿」はとっても清々しかったです。


成人したら遊びに来て下さいね。みんながどんな大人になっているのか、今から楽しみです。




さて、幼稚園の保育も変化していますが、小学校・中学校・高校・大学の教育も変化しています。


これまでの小学校教育をご存知の保護者の方々は、入学後少し驚かれるかも知れませんね。


実際、ある小学校で主体性的な授業参観に参加した保護者の方が、校長先生に意見されたそうです。


その授業では、児童たちが分からない点を教え合うことをテーマにされていたそうですが、


その保護者には「子ども達が教室をウロウロしていて、落ち着きがない」と映ったようです。


学校のよりよい説明も必要でしょうが、保護者の方々の前向きに理解する姿勢も大切ですね。


「?」と思ったら、まず学校の先生に「質問」しみてください。




それぞれの年齢に応じたカリキュラムに違いはあれど、


18歳までに育てようとしているのは【 新しい価値を創造する力 】です。


「言われたことをきっちりやる力」から【 新しい価値を創造する力 】への変化。




親の想いは昔から変わりません。


しっかりと人生を歩んでいって欲しい。幸せになって欲しい。その一心です。


しかし時代が変わり、社会が急速に変化していきます。


だから幸せになる方法が変わってきた。


教育方法の変化とはそんな所だと理解しています。




何はともあれ、卒園児のみんな!卒園おめでとう。


みんなに伝えておくのは一つだけ。


これから先、つらくなったら、どうしようも無くなったら、いつでも幼稚園においでね。


みんなのことを迎える先生達がいつでも待ってます。


またね~

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